Mac用Logic Proの空間オーディオモニタリング

空間オーディオモニタリングプラグインを使って、Apple Rendererのバイノーラルフォーマットで、または空間オーディオに対応したコンピュータの内蔵スピーカーで、サラウンドミックスを確認できます。

注記: 「空間オーディオモニタリング」プラグインを使用するには、macOS Monterey 12.3以降がインストールされている必要があります。Apple Renderer (Head Tracking)モニタリングフォーマットには、Appleシリコン搭載のMacコンピュータが必要です。

図。Apple Rendererが選択されている空間オーディオモニタリングのウインドウ。4つのApple Rendererのボタンが表示されています。

このプラグインを挿入するには、サラウンドマスターチャンネルストリップのオーディオエフェクトスロットをクリックしてから、プラグインのポップアップメニューで「イメージング」>「空間オーディオモニタリング」と選択します。サラウンドマスターチャンネルストリップにほかにもプラグインがある場合は、空間オーディオモニタリングプラグインを、空になっている最後のオーディオエフェクトスロットに挿入します。

「モニタリングフォーマット」ポップアップメニューで以下のいずれかのフォーマットを選択します:

  • 「モニタリングフォーマット」ポップアップメニュー: オプションを選択し、バイノーラルフォーマットを使ってヘッドフォンで、または空間オーディオに対応したコンピュータの内蔵スピーカーで、サラウンドミックスをモニタリングします。

    • Apple Renderer: ヘッドフォンを仮想化します。Apple MusicとApple TVで、ヘッドフォンでの再生用にバイノーラル空間オーディオミックスをレンダリングするために使用されます。このモニタリングオプションを使用すると、Apple MusicやApple TVでヘッドフォンを使って再生するときのようにサラウンドミックスを聴くことができます。

      このオプションを選択すると以下の4つのボタンが表示され、Apple Rendererの再生をさらに詳しく設定できます:

      • 「Head Tracking」ボタン: 「Head Tracking」ボタン をクリックすると、ヘッドトラッキングがオンになります。この機能により、頭を左右に動かしても、3次元のミックスの音場が同じ場所に固定されているような感覚が得られます。これは、サウンドソース(スピーカーなど)の方向が頭の動きとは関係なく一定に保たれる、実世界の状況をシミュレートしています。このオプションは「オーディオ」の「デバイス」設定でヘッドトラッキング対応のヘッドフォンまたはイヤーバッドが出力デバイスとして選択されている場合にのみ使用できます。このフォーマットでバウンドする場合は、ヘッドトラッキングがオフになります。

        Bluetooth対応のヘッドフォンまたはイヤーバッドで頭の動きがレンダラに送信されると、リアルタイムで3Dの音場がアップデートされるため、ヘッドフォンで聴く場合は装着者の頭の動きにかかわらずすべての信号が仮想の位置に保たれます。

      • 「Personalized Spatial Audio Profile」ボタン: 「Personalized Spatial Audio Profile」ボタン をクリックすると、ヘッドフォンの仮想化が標準の空間オーディオプロファイルからパーソナライズされた空間オーディオプロファイルに切り替わり、ヘッドフォンで臨場感のあるサウンド体験が得られるように最適化されます。

        このオプションを使うには、まずiPhone(TrueDepthカメラが搭載されているiOS 16以降)でパーソナライズされた空間オーディオプロファイルを作成する必要があります。そのあと、任意のMac(macOS Ventura以降)でApple Accountにサインインすると、サラウンドミックスのモニタリング時に、パーソナライズされた空間オーディオプロファイルがLogic Proで使用可能になります。

      • 「Music Mode」ボタン: 「Music Mode」ボタン をクリックすると、Apple Musicで使用されるものと同じヘッドフォン仮想化を適用して、Appleバイノーラルレンダラでサラウンドミックスが再生されます。

      • 「Movie Mode」ボタン: 「Movie Mode」ボタン をクリックすると、Apple TVで使用されるものと同じヘッドフォン仮想化を適用して、Appleバイノーラルレンダラでサラウンドミックスが再生されます。

    • Renderer for Built-in Speakers: このフォーマットは、内蔵スピーカーでの空間オーディオ再生に対応したコンピュータでLogic Proを使用していて、Logic Proの「オーディオ」の「デバイス」設定でそれらのスピーカーが出力デバイスとして選択されている場合にのみ使用できます。

    • Renderer for Display Speakers: このオプションは、Apple Studio Displayが接続されていて、Logic Proの「オーディオ」の「デバイス」設定でそのディスプレイのスピーカーが出力デバイスとして選択されている場合にのみ表示されます。

スピーカーの仮想化を使用してサラウンドプロジェクトを再生する

空間オーディオモニタリングプラグインでは、スピーカーの仮想化を使用し、MacBookの内蔵スピーカーを通じてサラウンドプロジェクトを再生します。

  1. Logic Proで、サラウンドプロジェクトのミキサーを開きます。

  2. サラウンドマスターチャンネルストリップの最後のインサートスロットをクリックしてから、「イメージング」>「空間オーディオモニタリング」と選択します。

  3. 空間オーディオモニタリングプラグインボタンをクリックすると、プラグインウインドウが開きます。

  4. 「モニタリングフォーマット」ポップアップメニューをクリックして、「内蔵スピーカーのレンダラ」を選択します。

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