Samplerで高度なグループ選択機能を使う

グループ選択を切り替えるために使用できる、特定のイベントを定義することができます。定義したイベントがトリガされると、このグループ内のゾーンが再生され、別のイベントによって選択されるように設定したほかのグループは再生されません。定義したイベントはサウンドを再生したり変更したりすることはなく、グループの選択切り替えとしてのみ動作します。

グループビューには、グループの選択方法として「Round Robin」および「Enable by…」という2つのオプションがあります。

Controlキーを押したままいずれかの列の上部をクリックするとショートカットメニューが開き、グループ選択フィルタの表示/非表示を切り替えることができます。

複数のグループ選択フィルタを使って、グループを絞り込むことができます。たとえば、特定のコントローラメッセージのうち、一定範囲の値だけを使ってアーティキュレーションを切り替えることができます。さらに「Enable by Channel」などの2つ目の条件をグループ選択フィルタとして指定すれば、より詳細な絞り込みができます。

図。「Mapping」パネル。右端に「Enable by Articulation」グループ選択フィルタが表示されています。

基準グループを定義してMIDIノートでグループを切り替える

 Logic Pro Samplerでは、弦楽器のスタッカートのサンプルとレガートのサンプルなど、2つのサンプルグループを自動的に切り替えたい場合、グループ選択フィルタを「Enable by Note」に設定して、各グループに異なるMIDIノート番号を割り当てます。このとき、ゾーンに割り当てられていないノートを使って、グループをリモートで切り替えることができます。

以下の手順では、複数のグループが存在するものとします。Samplerのグループを作成するを参照してください。

注記: この手順は、「Enable by」で始まるすべてのグループ選択オプションに適用できます。複数の「Enable by…」オプションを自由に組み合わせることができます。

  1. グループビューで、Controlキーを押したままいずれかの列の上部をクリックして、ショートカットメニューを開きます。このメニューでは、「Enable by…」フィルタとその他のグループパラメータ設定の表示/非表示を切り替えることができます。

  2. ショートカットメニューから「Show all columns」を選択します。

    注記: 「Show all columns」を選択せずに、グループパラメータ設定ごとに表示/非表示を選択することもできます。

  3. 「Enable by Note」の「ON」サブ列で「OFF」ボタンをクリックします。

    これが、切り替える基準(1つ目)のグループとなります。

  4. 「Enable by Note」の「Value」フィールドを上下にドラッグして、基準グループのノート番号を変更します。

    ゾーンを割り当てられていないノートを選択する必要があります。このノートを弾くと、このグループが有効になり、ほかのすべてのグループが無効になります。

  5. 切り替えたい2つ目のグループの「Enable by Note」の「ON」サブ列で「OFF」ボタンをクリックします。

  6. 「Enable by Note」の「Value」フィールドを上下にドラッグして、2つ目のグループのノート番号を変更します。

    ゾーンを割り当てられていないノートを選択する必要があります。このノートを弾くと、2つ目のグループが有効になり、ほかのすべてのグループが無効になります。

Samplerでラウンドロビンを設定する

ラウンドロビンという用語は、同じキーを連打してサンプルを切り替えることを意味します。この機能は特に、ライブ演奏や、実際の楽器のサンプルを切り替えるときに突然マシンガンのようなノイズが生じるのを避けたいときに便利です。

 Logic Pro Samplerでは、ラウンドロビンを使ってグループを順に切り替えることができます。たとえば、複数のハイハットのゾーンを個別のグループに割り当てて、1つのキーにレイヤー化します。グループ1にはオープンハイハット、グループ8にはクローズドハイハット、2~7には部分的にクローズしたハイハットのサウンドが含まれます。このように設定すると、キーを押すたびに、グループ1、グループ2と、再生されるグループが順に切り替わります。キーを押し続けて最後のグループに達すると、グループ1に戻ります。

図。グループビュー。「Round Robin」グループ選択フィルタが表示されています。

この例では、複数のグループとゾーンをすばやく追加するための1つの方法を使用します。別の方法でこれらを作成してもかまいません。グループを作成するおよびゾーンを作成するを参照してください。

ヒント: ラウンドロビンを作成するときは、「Group」メニューの「Create Round Robin」コマンドを使用することもできます。このコマンドを使用するには、「Mapping」パネルで複数のグループを選択してから、このコマンドを選択します。選択したすべてのグループが上から順に追加されます。

  1. 音源チャンネルストリップにSamplerを挿入します。

    「Mapping」パネルと「Zone」パネルが表示されます。

  2. ループブラウザを開きます。デフォルトのキーコマンド: Oキー)

  3. いくつかのApple Loopsファイルを選択して、ナビゲーションバーにドラッグし、「Optimized: Zone per Note」ドロップゾーンにドロップします。

    ヒント: サウンドが大きく異なる複数のApple Loopsを選択してください。複数のファイルを選択するには、Commandキーを押したまま各ファイルをクリックします。

  4. グループ・ビュー・ボタンをクリックします。

    追加したApple Loopsと同じ名前の複数のグループが表示されます。

  5. キーボードでいずれかのキーを押して、すべてのグループをトリガ(選択)します。

  6. グループビューのいずれかの列見出しをControlキーを押したままクリックし、表示されるショートカットメニューで「Round Robin」を選択します。

    グループビューに、「Round Robin」列とそのパラメータのサブ列が表示されます。それらが表示されない場合は、表示されるまで横方向にスクロールします。

  7. 「ON」サブ列で、いずれかのグループの「OFF」ボタンをクリックします。

    「Cycle」サブ列に、「A.1(ファイル名1)」、「A.2(ファイル名2)」、「A.3(ファイル名3)」などの項目が自動的に追加されます。

  8. この状態で、キーボードのキーを繰り返し押します。

    各グループがリストで順に切り替わり、再生されます。

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