「科学」と「実験」の名の下において、「Android」端末上で完全な「Linux」デスクトップを動作させようと試みた。先に結論を言えば、これは可能なだけではなく、「UserLAnd」というアプリのおかげでとても簡単に行える。
本題に入る前に注意点として、UserLAndには無料版と有料のPro版がある。筆者は週末の大半を無料版の検証に費やしたが、無料版でLinuxデスクトップを稼働させるためにとてつもなく苦労した。最終的にあきらめ、作業を完了させるために4.99ドル(約800円)を支払ってPro版を購入した。
公平に言えば、無料版でもターミナルアプリを備えたXサーバーを実行でき、そこからさまざまなアプリケーションをインストールすることは可能だ。また、「Firefox」や「GIMP」といった一部のアプリを単体で動かすこともできる。しかし、「Xfce」のような完全なLinuxデスクトップ環境の構築を目指すのであれば、Pro版を購入するのが最善だ。
Android端末上で完全なLinuxデスクトップを動かすことに興味がない場合は、単一のLinuxアプリのみを実行することも可能だ。また、「Waydroid」を使用すれば、Linux上でAndroidアプリを動かすこともできる。
とにかく、UserLAndの解説を続けよう。
UserLAndとは何か
UserLAndは、Android上でLinuxディストリビューションを実行するための最も簡単な方法として広く評価されており、その評判に筆者も全くの同意である。他のソリューションも存在するが、その多くは「Xorg」セッションとターミナルウィンドウが表示されるだけで終了し、その後にユーザー自身でデスクトップ環境をインストールしなければならない。UserLAndの無料版も同様だが、UserLAnd Pro版を使用すれば、Android上で数回タップするだけでLinuxデスクトップを起動できる。
UserLAndの最大の強みは、Linuxをインストールする際にroot権限を取得する必要がない点だ。Android端末でroot権限を取得しようとした経験がある人なら、それがどれほど面倒な作業であるかを理解できるはずだ。
UserLAndは、「Google Playストア」からインストールできるGUIアプリだ。端末でGoogle Playストアのアプリを開き、UserLAndを検索して該当する項目をタップし、インストールを選択する。これで無料版アプリがインストールされる。Pro版へのアクセスは、ディストリビューションのインスタンスを実行する際にアプリ内から手続きする。
Pro版に関する確認が表示されたら、「Yes(はい)」をタップし、Google Play経由で決済手続きを進める。インストールが完了すれば、すぐに使える。

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