小堺一機(69)が8日、東京・新宿ピカデリーで行われた市原隼人(38)の主演映画「おいしい給食 炎の修学旅行」(綾部真弥監督)大ヒット御礼舞台あいさつに登壇。TBSラジオ「コサキン ポッドキャストDEワァオ!」(金曜午後6時配信)で共演する関根勤(72)から「小堺君が、校長先生役になったんだね」と言われたと明かし、笑みを浮かべた。
「おいしい給食」は、2019年(令元)10月期にtvkをはじめ地方の独立系UHF局で第1期が放送された連続ドラマに端を発する。市原演じる、頭の中に給食のことしかない給食絶対主義者の教師・甘利田幸男と給食好きの生徒が、日々の給食をいかにおいしく食べるかに腐心し、手を加えるなどするバトルを6年にわたって描き続けてきた。
小堺は、23年10月期に放送された「season3」からシリーズに参加し、舞台となった、函館市の忍川(おしかわ)中の坂爪勲校長を演じる。映画は24年「-Road to イカメシ」に続き、2作目の出演となった。10月24日公開の「-炎の修学旅行」が、週末興行収入ランキングで9位となり、シリーズ初のベストテン入りを果たすなど、大ヒットしている反響を聞かれると「通りすがりに『校長先生』と言われてビックリして。でも、うれしくて…気を使ってもらってるんだ、と」と喜んだ。
その流れで、1981年(昭56)10月から09年3月までTBSラジオで放送し、23年4月からはポッドキャストに移行した「コサキン ポッドキャストDEワァオ!」で共演の関根からの反響も明かした。「ラジオ、まだ一緒にやっている関根勤さんが『小堺君が校長先生役になったんだね』と感慨深く言ってました」。さらに「教頭をやりたいって言っていました」と、関根も出演を熱望していることも口にした。
「-炎の修学旅行」は90年が舞台で、田澤泰粋(17)演じる甘利田のライバルの中学3年生・粒来ケンらは、青森と岩手に修学旅行の旅に出る、学校を飛び出したシリーズ初のロードムービーとなった。修学旅行先のドライブインで、たまたま遭遇した岩手・花堺中学校に、84年を描いたseason1で甘利田がに赴任した常節(とこぶし)中の新人教師だった御園ひとみが赴任しており、甘利田との再会が1つの見どころとなる。
この日は、シリーズに5年ぶりに復帰した御園ひとみ役の武田玲奈(28)と、木戸四郎役の栄信(40)も登壇。田澤は、リアルに修学旅行に行っており、参加しなかった。栄信は「映画でも行って実際にも…うらやましいですね」と真顔で口にしていた。
◆「おいしい給食」 season3 23年10月期に放送された「season3」は、甘利田が赴任した函館市の忍川(おしかわ)中1年1組が舞台。席替えでストーブの前に座ったことを機に、給食に執念を燃やし始めたケンと、甘利田が給食をおいしく食べる、その一点に知恵を絞るバトルを展開。24年5月公開の3本目の映画「おいしい給食 Road to イカメシ」では、描かれる時代は1989年(平元)と平成の時代に突入。町長選を前に給食完食のモデル校に選定され、揺れる忍川中と、そこに敢然と立ち向かう甘利田を描いた。




