(シンガポール中央社)台湾の女性インフルエンサーがマレーシアで死亡した事件で、別件で逮捕されたマレーシアのタレント、黄明志(芸名=ネームウィー)容疑者が殺人の疑いで現地警察の取り調べを受けていることが5日までに分かった。
警察は先月22日、首都クアラルンプールのホテルで女性が意識不明になっているとの通報を受けた。現地メディアのチャイナプレス(中国報)によれば、警察が到着した際にはすでに脈拍や呼吸などのバイタルサイン(生命兆候)が見られなかった。室内には黄容疑者がおり、女性に対して心肺蘇生を行ったという。
その後、警察は違法薬物とみられる錠剤を所持していたことから黄容疑者を逮捕。黄容疑者は薬物の所持や乱用の容疑を否認し、保釈保証金を払って保釈されていた。
保釈後、殺人の容疑がかけられても出頭せず指名手配されていた黄容疑者は5日未明、自身のSNSで「警察署に到着した。取り調べに全面的に協力する」と投稿。チャイナプレスは同日、警察が司法当局に対し、黄容疑者の勾留延長を請求すると報じた。
事件は現地メディアに大きく取り上げられている。