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不二製油

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伊藤忠商事 > 不二製油
不二製油株式会社
FUJI OIL CO.,LTD.
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社
市場情報
東証プライム 2607
1978年10月2日上場
大証1部(廃止) 2607
1961年10月2日 - 2013年7月15日
本社所在地 日本の旗 日本
598-0001
大阪府泉佐野市住吉町1番地
北緯34度25分36.6秒 東経135度19分6.4秒 / 北緯34.426833度 東経135.318444度 / 34.426833; 135.318444座標: 北緯34度25分36.6秒 東経135度19分6.4秒 / 北緯34.426833度 東経135.318444度 / 34.426833; 135.318444
設立 1950年(昭和25年)10月9日
業種 食料品
法人番号 8120001088461 ウィキデータを編集
事業内容 油脂事業、加工食品事業
代表者 大森達司(代表取締役社長
資本金
  • 132億0800万円
(2025年3月31日現在)[1]
発行済株式総数
  • 8756万9383株
(2025年3月31日現在)[1]
売上高
  • 連結: 6712億1100万円
  • 単独: 101億3900万円
(2025年3月期)[1]
営業利益
  • 連結: 98億9500万円
  • 単独: 43億3900万円
(2025年3月期)[1]
経常利益
  • 連結: 53億0400万円
  • 単独: 35億8000万円
(2025年3月期)[1]
純利益
  • 連結: 37億8300万円
  • 単独: △296億7000万円
(2025年3月期)[1]
純資産
  • 連結: 2145億2400万円
  • 単独: 767億5700万円
(2025年3月31日現在)[1]
総資産
  • 連結: 5965億6400万円
  • 単独: 2965億7900万円
(2025年3月31日現在)[1]
従業員数
  • 連結: 5,654人
  • 単独: 131人
(2025年3月31日現在)[1]
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人[1]
主要株主
主要子会社 #グループ会社参照
外部リンク https://www.fujioil.co.jp/
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不二製油株式会社(ふじせいゆ、: FUJI OIL CO.,LTD.[2])は、大阪府泉佐野市住吉町に本社を置く、食用油脂などの食品素材加工会社。

概要

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1990年代中には健康食品市場に進出しており、専用ブランドとして『soyafarm(ソヤファーム)』ブランドがある(主な製品は新・クリアー製法でつくられた豆乳製品)。

油脂事業、製菓・製パン素材事業、大豆たん白事業を柱にグローバル展開を実現している。

機能性の高いチョコレート用油脂は国内外で強く、技術面でも独自性が高い。大豆ビジネスにおいても大豆たん白大豆ペプチド水溶性大豆多糖類など特徴のある製品が多い。2012年にはUSS製法(Ultra Soy Separation)で分離した「豆乳クリーム」と「低脂肪豆乳」を発表。USS製法は大豆を「リポたん白画分(卵黄相当)」と「貯蔵たん白画分(卵白相当)」に分けた世界初の特許製法となった。

2015年10月1日に純粋持株会社体制に移行。(初代)不二製油株式会社が新設分割により、(2代)不二製油株式会社に食品の製造販売に関する一切の事業を承継し不二製油グループ本社株式会社に商号変更[3]

2025年4月1日に事業持株会社体制に移行。(2代)不二製油株式会社を吸収合併し、(3代)不二製油株式会社に商号変更[4]

マスカポーネ

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1980年代ティラミスの需要が急増したが、その原料のマスカルポーネは、高価で日持ちが悪く輸入量に限界があった[5]。これを大量生産可能とすべく1988年7月にマスカルポーネの代用品として、擬似チーズ(純植物性クリーム)のマスカポーネを開発した[5]。柔らかいクリーム状で加工しやすく、価格はマスカルポーネの3分の1、保存期間は倍以上の60日であり、ティラミスを簡便に安く大量生産することが可能となった[5]

現在は後継商品として大豆由来の製品である「マメマージュ」を製造している[6]

大豆ルネサンス

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不二製油の大豆事業で掲げている取り組み[7]

世界の人口増と環境変化からも、大豆の植物性たん白質は貴重な食料源であるという考えのもと、技術革新によっておいしい製品を提供していくことを根底としている。“大豆の原点回帰と新たな価値創造”をテーマにした、技術革新や新市場へのアプローチなどを通して大豆事業の規模・領域拡大を目指す。この取り組みの核となるのは世界初の新しい豆乳の分離分画技術「USS製法(ウルトラ・ソイ・セパレーション製法)」[8]

USS製法(ウルトラ・ソイ・セパレーション製法)

不二製油が大豆本来のおいしさを追求する中で独自に開発した、世界初の新しい大豆の分離分画技術のこと。同社の成長戦略「大豆ルネサンス」の核になる。大豆を牛乳のように分離することで、『低脂肪豆乳』と『豆乳クリーム』の2つの素材が得られる。(2012年に特許取得)。「低脂肪豆乳」[9]も「豆乳クリーム[9]も大豆由来のため、動物性の素材に比べ低カロリーを実現。また、大きな特長として、野菜や果物、和風出汁との相性も良いことが分かっている。

低脂肪豆乳

卵白や牛乳における「脱脂乳」に相当する特長を持った大豆の新素材。豆乳の低カロリー化の実現はもちろん、大豆脂質による風味劣化の低減を可能にしている。起泡性、凝固性、皮膜性などにすぐれ、泡立てればメレンゲとして使用できる。

豆乳クリーム

卵黄や牛乳における「生クリーム」に相当する特長を持った、“大豆の生クリーム”。食品にまろやかさや大豆のコクを出すことを可能にし、乳化力に優れているため、新素材の和風のクリームとしても注目されている。さらに、生クリームには見られない旨味を増強する性質があり、単なる乳製品の代替ではない独自の用途開発が期待されている。

うにクリーム

植物油と豆乳クリームで作られたウニの代替食品「うにペースト」が開発されている[10]

沿革

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  • 1950年10月9日 - 伊藤忠商事株式会社の全額出資により不二製油株式会社を設立。
  • 1961年10月 - 大阪証券取引所第2部市場に上場(証券コード:2607)。
  • 1973年2月 - 大阪証券取引所市場第二部に指定替え。
  • 1978年10月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 1999年2月15日 - 阪南事業所(泉佐野市)内の現社屋に移転。
  • 2014年7月1日 - 登記上の本店を大阪市から阪南事業所(泉佐野市)に変更。
  • 2015年10月1日 - 持株会社体制に移行、(旧)不二製油株式会社が新設分割により、(新)不二製油株式会社に食品の製造販売に関する一切の事業を承継し不二製油グループ本社株式会社に商号変更[11]
  • 2022年4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。
  • 2025年4月 - 不二製油グループ本社株式会社が完全子会社の不二製油株式会社を吸収合併し、商号を「不二製油株式会社」に変更。

工場

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グループ会社

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連結子会社

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日本国内
  • 株式会社フジサニーフーズ
  • 株式会社阪南タンクターミナル
  • 千葉ベグオイルタンクターミナル株式会社
  • オーム乳業株式会社
海外
  • フジオイルヨーロッパ
  • フジオイル(シンガポール
  • ウッドランド サニーフーズ
  • フジオイル アジア
  • フジ グローバル チョコレート(M)
  • パルマジュ エディブル オイル
  • フレイアバディ インドタマ
  • フジオイル(タイランド
  • 不二製油(張家港)有限公司
  • 不二製油(肇慶)有限公司
  • 山東龍藤不二食品有限公司
  • 天津不二蛋白有限公司
  • 巴洛美巧克力製造(上海)有限公司
  • フジベジタブル オイル
  • フジ スペシャリティーズ

持分法適用関連会社

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  • PT. MUSIM MAS-FUJI
  • UNIFUJI SDN. BHD.
  • RITO Partnership

テレビ番組

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  • 日経スペシャル カンブリア宮殿 ステイホームでヘルシーに! ここまで美味しくなった"大豆ミート" 60年にわたる黒子企業の挑戦とは!?(2021年2月4日、テレビ東京)- 不二製油グループ本社社長 清水洋史出演[12]

脚注

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外部リンク

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不二製油
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